私、1966年生まれ、丙午(ひのえうま)です。2026年になりましたので、還暦を迎えました。すなわち、今1歳です。あと何年生きられるでしょうか?ひとまず、60年で色々経験させてもらい、色々なことを学び、考え、行動することが出来るようになりました。出来ることが増えた一方で出来なくなったこともあります。これからは出来ないことが増えていくのかな?
本当は、もっと晴々した気持ちで2026年の抱負とか書きたかったんです。実際にはその可能性は少ないとしても、「平和が取り戻される一年になりますように!」と新年の挨拶で言うつもりだったんですが、1月3日にアメリカがベネズエラを侵略したことで、新年早々絶望してしまいました。「次はコロンビア、メキシコ、イラン…グリーンランドもアメリカになった方が良い」とか、トランプ皇帝の猜疑心と孤独はエスカレートするばかり。アメリカの暴君、王様となるだけなら苦しむのはアメリカに住む人だけなので「可哀そうにね」なんですけど、皇帝なので、他国も、他国の民も従属させられます。何で孤独だと思うのか?独裁者は常に孤独です。猜疑心に苛まれ、不安に耐えられなくなって破壊的行動に出ます。敵対する帝国の皇帝について"I have a very good relationship with..."と連発するのは、不信に満ちている証拠です。大多数は善良で勤勉、アメリカ社会を支えてきた外国人を帝国から追放するだけでは恐怖は収まらず、ついには他国(特に資源保有国)に軍事介入し、体制を崩壊させる暴挙に出たわけです。これらによって、アメリカの安全は高まり、より豊かになる、と公言することでしょう。アメリカに逆らう者をひたすら暴力で押さえつけることが可能ならば、そうかも知れません。しかし、9.11を忘れてはなりません。歴史的にアメリカが多くの善を行ったことも否定しませんが、多くの憎しみを生んできたことも確かで、トランプ帝国の横暴を目の当たりにして、近い将来に9.11級の、それ以上のテロが起こっても全く不思議ではないと思えます。どれだけセキュリティを固めても、完全に防ぐことは出来ないでしょう。復讐のためには命を惜しまない狂人がどんどん誕生しているのですから。
まあ、アメリカの覇権主義って今に始まったことではありません。冷戦が終わってアメリカ一人勝ちの状態になり、しばらくは世界の親分として国際協調を主導してきたのでしたが(オバマさんの頃とか)、アメリカが弱体化してゆとりを失い、中国が台頭して恐怖が高まりました。そこに登場したのがトランプ大統領のAmerica First, MAGAで、それが大歓迎されて、露骨な覇権主義に陥ってしまったわけです。且つては偉大な国であったアメリカが再び偉大になることは決して無いでしょう。日本や韓国を中国に対する防波堤にし、ロシアの脅威に対してはEUに対処せよと求め、南北アメリカと太平洋を支配するアメリカ帝国の安泰を図ろうとしているのでしょう。決して隣人を信頼したり、愛したりはしない。あるのはDealだけで、自分の優位を保ったまま共存するのを(あるいは隣人が死んでいても構わない)唯一の道と考えているように思います。
極めて嘆かわしいのは、世界中どこを見ても力による支配以外は機能していないということ。それは軍事力であったり、カネの力であったり。それらを持たない弱い者は尊重されない。競い争いあっているうちに、私たちは自分の家(地球)を壊し始めてしまいました。誰にもそれを止めることは出来そうにありません。人種や宗教によって分断されたり、経済格差などによって差別されたりすることのない、一つの世界にいつかきっと辿り着く、というのは極めてナイーブな幻想なんですか?沢山の経験や学びが必要で、時間がかかるだけと思っていました。大規模な民族の衝突が起こり、2つの世界大戦で人々が殺し合った20世紀は最悪の時代で、21世紀には相互依存が深まり、共に生きることの大切さを知り、互いを尊重出来るようになる。そう思っていました。絶望したくない。
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