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国立大学法人山形大学工学部教授の吉田司のブログです。2050年までのカーボンニュートラル社会実現に向けて、色々な情報や個人的思いを発信します。発言に責任を持つためにも、立場と名前は公開しますが、山形大学の意見を代弁するものではありません。一市民、一日本国民、一地球人として自由な発言をするためにも、所在は完全に学外です。山形大学はこのブログの内容について一切その責任を負いません。

2026年5月12日火曜日

カルビーポテトチップス白黒化!

 このニュース、驚くと同時に色々と考えさせられました。

「ポテトチップス」パッケージが白黒に カルビーの一部商品で使用する色を2色に変更 7月予定「サワークリーム風味」も発売中止|FNNプライムオンライン

おやつの定番、あのオレンジ色のポテトチップが白黒になってしまうのです!理由はイランへの軍事攻撃による石油不足、ナフサの不足。カラフルなインクもやはり石油由来なのですね。そもそも袋がポリエステルですが、それに封止材としてアルミを蒸着してあります。プラスチックでは色は綺麗に出ないので、酸化チタンとかの白い下地が塗られています。たかがポテチの袋ですが、テクノロジーがいっぱい。だからこそ、購買意欲をそそるカラフルなパッケージ。パリッと新鮮なポテチ。今、それら全てが高くなっているわけです。袋だけじゃなくて、中身も。ジャガイモの生産、ポテチの製造、全て以前より高くなる。ならば、同じカラフルな包装のまま、中身をちょっとだけ減らす(例えば60→55gに)ステルス値上げという手もありでしょう。皆さんどれが良いですか?①普通に値上げ?②ステルス値上げ?③パッケージ白黒化?
私なら、最後の白黒化。当たり前ですけど、欲しいのは中身のポテチであって、袋ではない。とは言え、これは凄いインパクトですよ!「そこまで深刻なのか・・・」とカラーインクをケチる石油不足の影響に衝撃を受けますが、実はカルビーさんの大英断に拍手を送りたい!!①や②なら、消費者はほとんど気付かない。少し時間が経ったら忘れてしまう。でも③は状況の変化を誰でも感じることが出来る。業界最大手のカルビーですよ!是非湖池屋さんとか、他のメーカーも追従して欲しい。お菓子だけでなくて、他のパッケージもね。スーパーの商品棚にグレーの商品が並んでいるところを想像してみてください。誰だって深刻な状況の変化に気付きます。カラフルなパッケージは確かに消費意欲をそそる。みんな白黒だったら塩味とコンソメとのりしおを見分けることも出来ないし!だからこそ、各メーカーさん、袋のデザインや鮮やかさにもうんとこだわって、相応のコストまでかけてきたわけです。しかし今、世界はそんなじゃない。一人一人の消費者に、自分自身の生活への振り返り、未来世代も困らない様に持続可能な生き方をすることを考えさせるチャンスを与えてくれると思います。自分たちは、普段どれ程資源を消費してきたのか、日々の生活が資源に支えられてきたのか、それはいつまでも地球から奪い続けられるものではないのだ、ということ。
たかがポテチの袋ですが、街の景色を変えることでしょう。今月終わりごろから出回る見通しです。実は楽しみです!これを機会に、みんなで考えましょうよ!必要なのは助け合い、殺し合いではありません!

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