報道のとおり、山形大学工学部システム創成工学科にR8年度入試から女子枠が設けられるそうです。
山形大学工学部「女子枠」 副学部長“組織が変わる起爆剤に”|NHK 山形県のニュース
遅すぎる、小さすぎる。「定員50名のうちの3名は意外に大きい」というのが単なる言い訳にしか聞こえません。実際のバランスの悪さはそんなものではない。新鮮味も無く、規模も小さすぎで、見向きもされないでしょうね。何故システム創成学科だけなんでしょうか。工学部全体でやるべきだと思います。特に女子比率が少ない学科は定員の20%ぐらい女子枠にしても良い。これではインパクトも波及効果も全く無い。何のメッセージにもならない。
先日書いたとおりで、理系の男女バランスの悪さの是正というのは人材活用の点で大変重要です。今の様な状況になることは20年以上前から分かっていたことです。変われない、変わりたくない組織のマズさですよね。周りをキョロキョロして「じゃ私らも…」では遅すぎるんですよ。他大学がまだやっていないぐらいのインパクトのあることを計画して実行しないと。社会の要請に応えて取組むのでは遅すぎて、未来を予想しながら先駆けて、より良い未来にチャレンジする人材を育成するのが学校でしょう。変化は後に来るものだから。
大きな失敗にはならないけど、絶対に成功もしないことに過ぎず、やったふりをするだけなら意味がない。失敗するかも知れないけど、大成功、大化けするかも知れないことにチャレンジしないと変化なんて起こりません。
0 件のコメント:
コメントを投稿