どうなっても構わないというならともかく、もはや国際的にも誰も異論を唱えることが出来なくなった、脱炭素への動き。それでも異論を唱える人たちはいるのです。
豪政府、石炭産業は「2030年以降も」継続 国連の警告に異議(CNN.co.jp) - Yahoo!ニュース
東日本大震災以降石炭依存が急速に進んでしまった日本は、不名誉な「化石賞」を頂き、国際社会からボコスコに言われましたが、是非それを返上すると共に、オーストラリアに化石賞を差し上げましょう。
どうしてこうなるかの理由は簡単。目先の金であり、変化を拒む堕落。こんなことを政府が正々堂々と主張するとは、オーストラリア国民の皆さん、恥ずかしくないか?無くなる心配ないとか、どれ程の雇用を生み、オーストラリア経済に貢献しているとか、全部関係ないです。このまま石炭依存を放置すれば、人類社会は大打撃を受けることを既に科学は証明しているのです。どうやって資源の切り売りに依存した経済から脱却して、持続性のある国民の幸せを守るかに努力するのが政治の務めでしょう。既得権にしがみつく人に同調していては、何のための政治でしょうか?
オーストラリアには、太陽光発電で著名なニューサウスウェールズ大学の、その名もGreen教授もいて、再エネで決して劣った国ではないはずです。褐炭から作った水素を日本に輸出するのではなくて、人工光合成によって作ったグリーン水素を日本に供給してください。石油にその経済がずっと依存してきたアラブの国々でさえ、石油脱却を急いでいるではないですか。地球が住めない星になってしまったら、経済成長なんて関係ないですよ。
しかし、こういうハナシが先進国と見なされているオーストラリアから出てくることが少々驚きですね。実はそういう資源頼みのお金持ちの国って他にもあります。カナダ。オーストラリアはあのデカい国土に人口2500万人、カナダは3700万人。オーストラリアは石炭なので余計マズいですが、カナダも木を切り倒して輸出することと、豊富な水力による電力をアメリカに売るだけでもあの経済水準を保てます。バックアップが十分にあるわけで、好きなこと言ってられます。実はノルウェーやスウェーデンもそう。国土大きい割に人口少ない。天然資源や水力が豊富。それに比べて我が日本は何も持っていないし人口多い。だから、それが良かったんだと思います。土を掘ったり木を切り倒すことによってではなくて、色々工夫して、自らの手で価値を創出しなくてはならない(工業製品だけでなく、農産品なども)。だから頑張れるんだと思いますよ。
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