今日一番衝撃を受けたニュースはこれ!
新政権発足のドイツ 核兵器禁止条約会議にオブザーバー参加へ | ドイツ | NHKニュース
先の選挙では、長らく首相を務めたメルケル氏率いるキリスト教民主社会同盟(黒色)を社会民主党(赤色)が打ち破り第一党となったものの、緑の党が第三党として躍進、第四党の自由民主党(黄色)も支持を伸ばして、社民党が過半数に届かないため、連立交渉となっていました。しかし、割と早く決着し、赤緑黄の信号機連立が成立し、社会民主党のショルツ氏が近く首相に就任する見込みです。ちなみに、黒緑黄の連立の可能性もうわさされていましたが、そちらはジャマイカ連立と言われていました(ジャマイカの国旗の色だから)。まあそんなことはともかく、緑の党が大躍進して、政権入りしたことで、今後ドイツの脱炭素へのリーダーシップはいよいよ強化されそうですね(ただ、自民党は緑の党と正反対の主張ですけど)。
そして、その政権発足からすぐに、上記の驚くべきニュースだったわけです。脱炭素と関係無いかと言えば、大ありだと私は思います。米英仏などの核兵器保有国を含む軍事同盟であるNATO加盟国は、当然その立場上は核兵器禁止条約を批准することなど出来ないわけで、アメリカの同盟国である日本も残念ながら同じ立場です。ところが、そのNATOの主要加盟国であり、EU最大の経済であるドイツが、オブザーバーとはいえ、核兵器禁止条約締結国会議に参加するというのです!まあ、ノルウェーも同じ立場ではありますが、やはり9000万人の人口を抱え、世界4位の経済を誇るドイツが参加するという意味は大きい。岸田首相!やるなら今ですよ!広島の人たちの期待に応えて!
脱炭素のことを真剣に考えれば考えるほど、争い合っている場合ではないと思います。誰も戦争を望んではいません。戦争を絶対しないのに、どうして核兵器が必要でしょうか?人が死ぬのはピストルで撃たれても死にます。人を殺すのは人であり、兵器は手段でしかありません。人殺しは悪です。悪事を働くために、それを実現する手段を準備してはなりません。地球号は沈没寸前です。いや、地球は人間など歓迎していないかもしれないけど、我々は地球が無くなったら生きていけないのです。沈みかけた船の中で、餌の取り分を巡って争い続けるドブネズミが今の人間と思えてなりません(あ、ドブネズミに失礼ですね)。争いなどやめて、人類全てのために立ち上がるべき時ですよね。ドイツがどこまでやれるのかは分かりませんけど、こういう行動には最大限の賛辞を送りたいです。日本と同じ、暗い過去を負った敗戦国ですよ。日本に出来ないことはないはずじゃないですか?
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