今日、ASEAN諸国のエネルギー相のオンライン会議が開かれ、梶山経済産業大臣は、脱石炭等を含めた途上国、新興国の脱炭素化に対して、今後日本が1兆円規模の資金供与と、技術協力を行う考えを示したそうです。パチパチパチ!
梶山経産相 アジア各国の脱炭素化へ資金や技術面の支援を提案 | 環境 | NHKニュース
石炭依存が高く、それをやめるどころか輸出産業にしようとする日本に対して不名誉な「化石賞」が贈られるなど、嘆かわしい状況が続いていましたが、ここにきてこういう宣言が出てきたことは素直に喜びたいです。とは言え、日本だけの問題でなくて、世界各国が苦しんでいるとはいうものの、コロナウイルス感染拡大で疲弊しきった国民からすると、「ウチにそんな余裕あるの?だったら助けてよ!」と言いたくもなるかも知れませんよね。でも、ポストコロナ、脱炭素の未来っていうのは、もはやお金の大小だけではないだろうと思います。隣人も幸せそうにしている世界でなければ、我々だけが幸せそうにしている、なんていう状況はないですよ。気候変動が進んでしまえば、その未来には勝者は誰もいないだろうと思います。
しかしですね、一方ではこれらアジアの隣国に対して日本はプラスチックゴミを輸出しているのですよ。日本で始末するよりも、その方が安上がりだから。他国にプラスチックゴミを押し付けることは国際法で禁止されたそうですが、つい先日もこんな事件がありました。
汚れたプラスチック輸出規制で事業者に行政指導 環境省 | 環境 | NHKニュース
技術供与、資金供与といっても、一方でこんなことがあっては、隣国から恨まれるだけで感謝やリスペクトは得られませんよね。
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