地球温暖化によって、氷河が消滅し、北極や南極の氷が溶けていることはご存知の通り。宇宙から見た地球の白い部分が小さくなることで、当然太陽光の反射率が低下し、より地球が温められる様になって温暖化が加速すると考えられています。先日のPETMのことで話題にした、永久凍土の融解によるメタンの大量放出も心配。しかし、北極海の氷が溶けたことで喜んでいる人たちもいます。船が通れる様になって、北極海を経由した物流が可能になること、さらに北極海に眠る大量の化石燃料へのアクセスが可能となることです。以下のレポートをどうそ。
“北極争奪戦”攻勢強めるロシア 資源や北極海航路めぐり米中も関心 - YouTube
特にロシアにとっては、大きなチャンスの到来でしょう。その恩恵を独り占めさせてなるものかと中国、アメリカ、そして日本もこの変化に介入しようとしています。今後の国際秩序に大きく影響しそうで、とても平和裏に片付きそうにはないと思われます。南極も今後開発の対象になることでしょうね。
地球の資源を活用すること自体が悪いわけではありませんが、それがどれぐらい未来志向で、持続性と世界の平和を最優先に行われるかが問題です。一部の人が当面の利益のためだけに開発を進めれば、格差はより拡大し、新しい秩序を生むだけで、紛争の原因は無くならず、対立の構図はより複雑化深刻化することになると思います。これまでの人類の歴史と人の本性を考える時、残念ながら良い方向には行きそうに思えません。だから一番大切になるのは人の進化であって、より良い世界とは何かを再定義して、持続性を最も価値の高いものであると考える人たちが今後の世界を創っていくことだと思います。世代交代によってその大転換は可能になると信じたいところです。
それにしても、ブログのネタが多すぎて大変です・・・
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