う~ん、と考えさせられる記事がありました。
「46%削減」の帳尻合わせに追われる日本の脱炭素は座礁する 非現実的政策に惑わされるな、企業は実践的な戦略でチャンス掴め(1/8) | JBpress (ジェイビープレス) (ismedia.jp)
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「46%削減」の帳尻合わせに追われる日本の脱炭素は座礁する(JBpress) - Yahoo!ニュース
脱炭素に対する後ろ向き発言は、あまり喜ばしくないんですけどね。指摘はもっともで、政府や経済産業省のやり方に大きな問題があることはその通りだと思います。「実現困難」を「野心的目標」と言い換えるのが霞が関用語、というのは笑ってしまいました(NEDOプロでよく聞いたなあ・・・)。その通りでしょう。言ってる本人が最初っから実現不能だと思っているのであれば、どこまで計画を真剣に練り、実行に対するコミットメントの意識があるでしょうか?
石炭からLNGまでの全ての火力発電が座礁資産になる、と。原発全部再稼働なんて、絶対に市民が許すわけないです。風力は洋上しかないでしょうから、コストも時間もかかりますよね。頼みの太陽光発電も、実は既に設置可能場所を確保することが難しくなってきている。お先真っ暗?
何も太陽光発電を日本の国土に設置する必要は無いですよ。土地が余って日射条件が良い国にどんどん設置してもらいましょう。そこから水素なりグリーン燃料を製造して、輸入することでもエネルギーの脱炭素は進められます。ただ、時間はかかりますよね。お金も相当出さなくてはならない。でも、そこにこそ日本は技術開発で貢献すべきでしょう。技術は輸出してエネルギーは輸入するWIN-WINが達成出来たら良いですよね。
まあ、とにかく、問題点を指摘してやっつけるだけでは良くないです。政府が弱腰になるわけにもいきませんから、「野心的」と言っておくしかないじゃないですか。だから我々大学人は行政に寄り添うのではなくて、民間に寄り添うべきだと思います。研究のお金は政府から頂くけど、お上のために仕事をするのではありません。国民のためです。
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