激しい戦いとなった、自民党総裁選は岸田文雄さんが制しました。
自民党新総裁に岸田文雄氏を選出 決選投票で河野太郎氏降す (msn.com)
皆さんは、どういう感想や期待をお持ちでしょうか?まあ、予想外の結果ではないですよね。決選投票となったこともあり、結局永田町の論理が優先された印象はあります。国民の側には色々な思いもあろうかと思います。私もそんな一人。
岸田さんが真っ先に立候補表明をしたということもあり、もし首相が岸田さんならば、これに期待、と思っていたことがあります。ご存知ですか?岸田さんは広島の出身です。是非、国連の核兵器禁止条約を批准して欲しいと思います。「そんなことしたら日米の関係が大変なことに!」という心配はあるでしょう。しかし、広島出身の岸田さんがそれをせずして、一体誰が核兵器の無い世界のための行動を日本からするでしょうか?そしてもちろん、エネルギー政策においては可能な限り早期の原発の停止、もちろん新造はしない、と明言して欲しい。核と共に生きる未来はありません。
同じく広島出身の被爆者でカナダ在住のサーロー節子さんが、必死の訴えで成立させた核兵器禁止条約を唯一の被爆国である日本が批准していないということは大変嘆かわしいことです。是非岸田さんはサーロー節子さんと対談して欲しいと思います。
しかしね、私の知る限りでは首相としての公約に核兵器禁止条約批准なんて、岸田さん、これっぽっちも触れていませんよ。リーダーシップとは何か?北朝鮮や中国を先制攻撃出来るミサイルを配備することで、国民の安全を守れるなんて、決して思わないで頂きたい(あ、それは別の人でしたね)。
(追記)首相就任後の所信表明演説では「広島出身の首相として、核の無い世界の実現に向け努力する」とは宣言しましたね。期待しましょう。ただ、「努力はしますけど、そんなの無理に決まってるじゃないですか!」という言い逃れはしてほしくないです。やはり具体的には、国連の核兵器禁止条約の批准でしょう。